サン・フランチェスコ聖堂(世界遺産:「アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群」)
古代ローマ時代からの長い歴史を持ち、キリスト教の巡礼地として知られる「アッシジ」の中心的存在が、アッシジ生まれの聖人「聖フランチェスコ」の名を冠した「サン・フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco)」。中世イタリアにおける最も知られた聖人の一人である聖フランチェスコの功績を称える為に、1228年に教皇グレゴリウス9世の命により築かれたといわれるものです。着工から25年の月日を数えた1253年に完成した後も、幾度も改修、修復が繰り返され、ゴシック様式とロマネスク様式の混在した現在のような姿になっています。
聖堂内には、チマブーエの「玉座の聖母と天使と聖フランチェスコ」、ジョットの28枚の壁画「聖フランチェスコの生涯」、シモーネ・マルティーニ「聖マルティヌスの物語」、ピエトロ・ロレンツェッティの「最後の晩餐」「夕日の聖母」「キリスト降架」など、中世の名画家達に描かれたフレスコ画が多数あり、美術好きならずとも必見です。
Memo
Data 基本情報
所在地 | Piazza Inferiore di S. Francesco, 2, 06081 Assisi PG |
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アクセス | ペルージャから、列車で約20分。 |
時間 | 夏時間(3月最終日曜日〜10月末) 下の聖堂:6:00〜18:45 上の聖堂:8:30〜18:45 冬時間(11月1日の諸聖人の日〜3月最終土曜日) 下の聖堂:6:00〜17:45 上の聖堂:8:30〜17:45 |
見学時間の目安 | 1時間~ |